読書ブログ『東京タワー』

読み終えました!ワタシはレビューを見ないで読みたいほうなので、これから『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』を読もうと思っている方、この先はご遠慮ください(笑)





後半は、読み進めていくのもかなりきつかったです。涙は止まらなくなり、た〜いへん。親と子の愛の形こそ、無償の愛。感動しました。その親子間でさえ犯罪が発生してしまう昨今、悲しいことです。
でも、母と息子の関係って特別なものがありますよね。ワタシは世の男性の殆どはマザコンだと思っていますが、ああいう形で人生の最後を過ごせたオカンは、幸せだったと思います。
リリーフランキーさんの観察力素晴らしい。人生をを飛行機や麻雀、鳥に例えたり。夢いっぱい抱えて東京に集まる若者を掃除機で現したり。また、他にもたくさんのメッセージがあり、じっくり読みました。
その中で印象的だったのは 『文明は日進月歩、進化している。なのに、人間の感情や幸福に関する言葉や価値が、今でも笑えるくらい変わらない。』...うーん、なるほど。進化にちゃんとついて行かなきゃ、なんてワタシも日々思っていますが、自分を見失わないようにしたいものです。
『当たり前だったことが、当たり前じゃくなった時。平凡につまずいた時。人は手を合わせて祈るでしょう。』...本当にシンプルで普通のことが難しかったりするんですよね。慌ただしく毎日が過ぎていく中、たまには立ち止まって自分をみてみる事も必要なのかな。
・・・なんて事を考える本でもありました。