夢に色ついている?

エス!!
ワタシが見る夢は、カラーです。目覚めてから思い浮かべると、確かに色つき。今朝方も...。新幹線の降り際に慌しく手荷物を整えて東京駅(たぶん)を飛び降りて、帰宅すると他人さまの赤いバッグを間違えて持ってきちゃった・・・なんて、夢。マズイ、どーしよー(汗)でお目覚め。

他は白黒なのに、一色だけが際立っている・・・そして、なぜかその一色は赤のことが多い。

山田 詠美さん、読んだこともないのにイメージが出来上がっていて、敢えて読まなくてもいいかなと思っていた。ですが、タイトル「色彩の息子」と、短編の間に顔を出す12色の色紙に引かれて・・・。

心の醜さや痛みを描いた繊細な観察力はスゴイナ、と思った。結末はハッピーエンドではないものの、陰を陽に切り替える軽快さを作者に感じた。

あとがきの言葉が、ステキ!! 10行位のあとがきを読んでから、本文へいけばよかった。
 「いつも心の中にあるパレットから絵の具を選び出すことが出来るほどに敏感でありたい。」
色彩の息子 (新潮文庫) [ 山田 詠美 ]



いつも、新鮮な色彩を提案していきたいものです。